ULTRA LIGHT WORK GEAR | ウルトラライト通勤
ウルトラライト通勤化のメモ。
ウルトラライトとは
元々はエクストリームな登山の世界で生まれたUltralight Backpackingというムーブメント。以下の9つの考え方を持つ。
- Reduce each item's weight. 各アイテムの重量を減らす。
- Weigh everything. 全てのアイテムの重量を記録する。
- Carry less. 少なく持つ。
- Share gear with others. ギアをシェアする。
- Swap gear for skills スキルで補う。例:水がある場所を知っていたら水を多く持たなくても良い。
- Lighten your feet.
- Rethink, Reduce, and Repackage.
- Multi-purpose.
- Replace gear.
ここ7〜8年前くらいから、DYNEEMAやキューベンファイバーなどの軽量素材を用いてギア自体をいかに軽量に製造するかという考え方に展開されている。WANDERLUST EQUIPMENTや山と道などが有名どころ。
ウルトラライト通勤とは
以前はMacにPC、プレゼンや充電用の様々なデジタルアクセサリー、それを収納するフランス製の防水バックパック、重くてかさばっていた。登山でウルトラライトを知り、登山用ギアを軽量化していくうちに仕事用のアイテムも軽量化できないかと思い立った。まずは重量を知るところから、全ての持ち物の重量を計算すると合計はまさかの4kg越え。その後は重いアイテムを処分しながら、軽量化のために投資を続けることに。まだ道半ばだが、軽量化は着実に進んでいる。最近では身の回りのものの選定基準は重量が大きな要素に。
重視しているのはバランスで、手ぶらは究極だけど仕事が出来なくなってしまう。仕事を快適にできるギリギリのラインまでの軽量化を目指している。Macはオフィスに縛られたくないから常に持ち運ぶ。
4,522gをウルトラライト化で1,613g
まで重量を抑えられた。元々の荷物が4.5kgもあったのにも驚き。約3kg弱の軽量化に成功。1.6kgならノートPCほぼ1台分にバッグからアクセサリまでがおさまっていることに。軽いのは正義、これまでよっこいしょと背負っていた荷物がヒョイっと持ち出せるようになった。電車やレストランなどでの取り回しも楽に。
バッグ 1280g→185g
Cote et cielのOrilを使っていた。防水コーティングされたキャンバスのバッグで気に入っていたが、重量は1280g、いまではこれを毎日持ち歩いていたのが信じられない。荷物の総重量をへらすのにバッグは一番大きな要素。防水に耐えうる丈夫な素材は日常ほぼ必要ない。アップデートでは本家のウルトラライトがそうであるように薄手のナイロンやキューベンファイバーなどの素材を見て選定。バリスティックナイロンや革、ビニール系はNG。重くなる。軽量やウルトラライトと謳っているものも、自社ラインナップの中での位置付けだったり基準がないので危ない。
アップデートしたバッグは薄手のナイロンとメッシュで構成されたシンプルなsnowpeakのパッカブルトート、重量は185g。元々は非常用のパッカブル仕様、その分素材使いが最小限で軽量になっている。
一気に-1,095gの軽量化成功。
Mac 1580g→920g
これがないと仕事にならない。日々の仕事は内容的にまだスマホやiPadだけではまだできないので、減らしたくても減らせないデジタルツール。でも軽量化のため、少し前にMacBook Pro15インチからMacbook 12インチへ機種変、さすがにパワーが足りなくて13.3インチのProへ戻した。1,580g、一番の重量物、やっぱり重いな。。Macbookはまだ持っているから戻すかな。Macbookだと920g。-660g。最近なぜかMacbookが廃盤となり、Macの最軽量モデルが1kg越えしてしまったのでしばらくはこちらを使うことになりそう。
Windows
Windowsはありよりの無し。macと比べると軽量な物が増えてきたけど、持ち運びたくないデザインばかりで。。重量だけで選べば投稿時の最軽量モデルはLIFEBOOK UHの698g、かLets NoteのRZ、750g。Macbookと比べても-150〜-200g。
唯一軽量化の視点で選ぶとしたらSurface Goか。773g。デザインは許せる気がする。スペックが低くて使い物にならなそうだけど。
iPad Pro
こちらにメインを変えれば468g。カバー付きだと103gプラスで571g。キーボードフォリオは296gなので、合計764g。割り切ってカバーなしで持てば総重量1kg切りが見えてくる。
とにかく製作がiPad Proでは出来ないので出先の仕事は製作ではなく構想だけに限定すればそれも可能かも。現時点ではまだ現実的ではない選択肢。
Macケース 160g→3g
バックを薄手の物に変えた弊害で、素材のコシが無くなったのでPCなどの重いものの収まりが悪くなった。以前はmacをバッグに裸で入れていたが、生地が薄手のためバランスが悪く、ぶつけたりしたときに壊れないか気がかりに。クッションケースの購入を考えたが、これも布やジッパーを使っている以上は重い。100gはすぐに増えてしまう。
悩んだ末に梱包用の緩衝材を使うことにした。エアで膨らませる。重量は3gに抑えられ、これで安定感が増して使いやすくなった。ケースを使っていた時も決して重くはないネオプレンゴムのケースだった。160g。圧倒的な軽さで-157g。
デジタルアクセサリー
バッテリー、アダプター、ケーブル、デジタルツールを持ち歩くためにはアクセサリーが不可欠。アイテムの必要性を精査し、必要なものは最軽量のものにアップデートしていく。SSD52gやハブ59g、モバイルルーター132gなどは日常的には持ち運ぶのをやめた。たまにプレゼンの時にディスプレイに繋げなくて困ったりもするけど意外とその場の誰かが持っていたり結構なんとかなる。
モバイルバッテリー 80g
ACコンセント付きタイプAnker PowerCore Fusion 5000が便利すぎて愛用していたけど189gと重いので軽量タイプAnker PowerCore+ mini80gへアップデート。-109g。さらなる軽量化のためにバッテリーは持ち歩かないことに。緊急時はMacbookでも充電できる。-189g。
ACアダプター 63g
最近のUSB Type-C化の流れは素晴らしく、専用の電源アダプターを持ち歩かなくて良くなった。長らくAnker PowerPort Atom III 60W 132gのものを使ってたけど、GaN対応のankerの最軽量タイプAnker PowerPort III mini 63gへアップデート。-69g。写真の中のAirpodの隣に写っているもの。こちらが1台あればMacbookもiPhoneも他の機器も充電できる。一昔前には考えられなかった便利さ。
ケーブル類
Macbook、iPhone、その他充電を考えるとUSBケーブルを最低3種類以上は持ち歩かなければならない。(Type-A〜Micro USB、Type-A〜Lightning、Type-C〜Type-C)1個25gはするのでそれだけで75g。写真のようにType-Cを中心に長いものから短いものまで3種類のケーブルへとそこに付ける変換アダプター(Lightning、Type-A、Micro)へアップデート。37gに。-38g。
あとはイヤホンのAirPods 46g。
マウス 106g
こちらはlogicoolのMX Anywhere 2一択。10年近く愛用している。重量は106g。デザイン作業にはまだマウスは欠かせない。
小物整理ケース 270g→40g
デジタルアクセサリーをまとめるのに必須なケース。これも下手に重いものを選んでは本末転倒。鞄の中身シリーズなどは仕切りやポケットが多く機能性は高いが、かなり重い。こちらのコクヨのバッグインバッグも270g、重い。そこでサコッシュを使うことにした。このNORTH FACEのサコッシュは薄手のナイロンを使っていて、40g。しかもストラップ部を外せるのでさらに軽量化可能。デジタルツールを見つけやすいように白色に。ポケットも最小限で良い。
スマートフォン 202g→174g
スマホも軽量化のためには重要な要素だ。以前はiPhone 8 plusを使っていて202g、iphone Xに変えて174g、28gの軽量化。
メジャーブランドのスマホが高機能、大型化する流れに逆らってPalm phoneなど軽量スマホが登場し、期待はしているがまだまだバッテリーや使い勝手含め、バランスが良いと思えるものは無い。軽量スマホのためにバッテリーを持ち運ぶのは本末転倒なのでもう少しiphone Xで様子見。
身の回りのアイテム 185g→39g
財布もやめることに。革やジッパーはどうしてもその分重くなる。75g。MUJIのビニールのカード入れを財布がわりにし5gにして-70g。カード類も1枚5gなのでチリも積もれば、15枚持ち歩いていて75gだったものを4枚に厳選、20g。小銭も持ち運ぶのをやめた、発生したら家にストック。-83g。最近支払いはIDとクレジットがほとんど、現金はたまに飲食に行った際にしょうがなく使う程度。
ペンもMontBlancの35gのものは家で使うことにし、Lamyの軽量タイプ14gへ。手帳も本も持ち歩かない。